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今日は社会人一年生の栗栖珊立初営業の日です。 |
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おはようございます。 |
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あぁ、おはよう。今日は、地主さんのところを挨拶廻りするから。
じゃぁ、さっそく行こうか。 |
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はい! |
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仁美君、行って来るよ。 |
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・・・ ・・・ ・・・ |
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最初に行く地主さんは資産家で、不動産をたくさんお持ちになっているんだ。 |
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はぁ?! |
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ただ最近はお子さんたちに管理の方は任せられているけどね。 |
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社長、それでうちの会社とはどういう? |
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今、相談を受けているのは、今後の相続に関してだよ。 |
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相続?ですか。 |
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そう、相続についてだ。
賃貸マンションも何棟かお持ちだが、それについてはお子さんたちにそれぞれ分配するとしてだ。今、頭を悩ませておられるのは、借地の部分をどう考えるかなんだ。 |
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借地ですか? |
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そうそう、借地と言うと借主側から見た場合のことで、正確には貸宅地と言った方がいいかな。 |
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貸宅地なら税金の勉強した時に出てきたことがありました。 |
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それなんだけど、筆界(ひつかい)もはっきりとはしていないし、何せ古くからの関係だから、契約書自体も現在のようにしっかりとしたものは交わされていないし。
一軒や二軒ならともかく多くなるといろいろ大変でね。 |
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はぁ? |
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珊立君にはピンと来ないかな?それぞれに歴史がある訳だよ。
だから、すぐに全てを統一的な契約書に書き換えると言ってもその作業だけでも大変な時間と労力を要することになる。その前に地積の確定もしないといけないし。
そんなことは出来れば、そのお子さんたちの代にまで持ち込みたくはない。そんな思いが地主さんの気持ちの中にあって当然だろ。 |
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はい、何となく分かるような気がしてきました。 |
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あそこが最初にお伺いするお宅だ。 |
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(社長の後に珊立君も従って地主さん宅に足を踏み入れたのでした。) |
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